ミスチルっぽい語尾になる『sigh』の出し方を紹介

Sighの出し方

歌の表現に差を出せる部分の一つが、語尾の出し方です。語尾は言ってみれば『一番最後に聴こえる歌』。なので語尾というのは、聴いている人の印象に残りやすいのです。

そこで今回は、Mr.Childrenの歌のような人間味や色気を出せるテクニック『sigh』をご紹介します。

sighとは

『sigh』とは『ため息』のことです。これは言葉の意味の通り、歌の語尾でため息をつくテクニックになります。

様々な楽曲で見られるテクニックですが、『ビブラート』『しゃくり』のような一般的な名称が付いていません。なので、ここでは一部のボイストレーナーの間で使われている『sigh』の呼び方で説明していきます。

sighを聴いてみよう

まずは実際にsighが使われている曲を聴いてみましょう。それぞれフレーズの語尾に注目です。

Mr.Children/himawari


1:20辺りからの「♪透き通るほど真っ直ぐに」の「」、「♪明日へ漕ぎ出す君がいる」の「」の部分などです。それぞれの語尾の後に息が漏れている感じ、伝わるでしょうか?

この曲に限らず、Mr.Childrenの楽曲の多くにsighは使われていますし、Mr.Children(桜井和寿)の歌い方の一つの特徴とも言えるかもしれません。テレビなどでモノマネをされる方を見ても、sighをしっかり出していますし、これが「ミスチルっぽい感じ」が出るポイントの一つでしょう。

Aimer/StarRingChild


この曲もまた、sighだらけです。最初のフレーズから入っていますので、語尾を確認してみてください。吐き捨てるようなニュアンスがよく出ていると思います。

sighのメリットとデメリット

sighのメリット

歌の変化としては語尾に息が混じるだけですが、たったそれだけでも、

  • 喋りかけられているような気持ちにさせる
  • 色っぽい歌い方になる
  • 良い意味でけだるい、ラフな感じになる
  • 心を込めて歌っている感じが伝わる

など、様々な表現を伝えることができます。

sighのデメリット

sighそのもののデメリットはないのですが、注意点としては

  • 多用すると歌が全体的にモワモワする
  • 『バシッ』と言い切りたいところに使うと淡い印象になってしまう

などが挙げられます。使いすぎや、使いどころを間違えないようにしましょう。

sighを出すためのポイント

sighは語尾の音をしっかり出したあとに、ため息をつくテクニックです。なので、語尾の音を出し切る前にsighを使うと、歌詞がいきなり途切れた感じになるので気をつけましょう。

また、sighと間違えやすいテクニックがあります。それは『ウィスパーボイス』です。

sighが語尾をしっかり出したあとにかけるテクニックなのに対し、ウィスパーボイスは語尾の一音に丸々かけるテクニックになります。似ているのですが、ニュアンスが全然変わってくるのでしっかりと区別して練習しましょう。

ウィスパーボイスとは?ウィスパーボイスとは|具体例と3つのメリットを紹介

sighの出し方3STEP

それでは、ここからsighの出し方を紹介していきます。

STEP1: 息を真っ直ぐに出す

まずは簡単ですが一度しっかりやってみましょう。「すーー」と息を前に出します。

STEP2: 息を弾けさせる

「すーー」と真っ直ぐ息を吐いて、最後に「さあーー」と息だけで出してください。「すーー」と吐いた息が弾けるような感じを目指しましょう。

STEP3: 声を混ぜてsighにする

STEP2までの要領で今度は声を混ぜて「あーーあーー」と言ってみましょう。「すーー」の部分を「あーー」に変えてしっかり声を出します。そのあと、「さあーー」の部分を変えて、諦めるように「あーー・・」とため息をつくイメージです。それがsighになります。

大切なのは『演じる』ことです。ため息している自分を想像して、最初は大げさにやってみることがポイントです。

まとめ

いかがだったでしょうか?sighはそんなに難易度が高くないテクニックだと思います。紹介した楽曲も参考にして、ぜひ試してみてください。